ようごしゅう用語集
MALT リンパ腫(Mucosa associated lymphoid tissue)
悪性リンパ腫の一つ。粘膜に関連するリンパ組織で、免疫細胞である B 細胞が腫瘍化する非ホジキンリンパ腫(リンパ腫の約10%を占めるホジキンリンパ腫以外のリンパ腫)。発症年齢の中央値は 60 歳代で、悪性リンパ腫の中でも最も発生頻度が低く、年単位でゆっくりと進行する。MALT とは粘膜とリンパ球の複合組織のことで、MALTを有する組織の半分は消化管で、大部分が胃に集中している。胃MALTリンパ腫では、高頻度でピロリ菌感染が見られ、ピロリ菌の除菌で治癒が得られる。