ようごしゅう用語集
GABA(gamma-aminobutylic acid): γ – アミノ酪酸
アミノ酸であるグルタミン酸が脱炭酸されて生成する。さまざまな生理作用が知られているが、特に哺乳動物では中枢神経系に抑制性の伝達物質として働くことが広く知られている。古くからイモなどの植物に含まれるアミノ酸として知られていたが、その後の研究でGABAが脳内、中枢神経系で抑制的に働く神経伝達物質であることが分かってきた。しかし、GABAは血液脳関門を通過しないため、食品などで体外から摂取しても、直接的に神経伝達物質として作用することはない。