ようごしゅう用語集
CRP(C-reactive protein):C 反応性 タンパク
身体に炎症が起きている時に血液中で上昇するタンパク質。正常な血液中には極微量にしか存在しないタンパク質だが、炎症や組織破壊が起きると速やかに肝臓で産生されて血液中に放出され、正常時の数千〜数万倍の量となる。また、CRPの血中濃度は炎症の程度に比例するので、炎症や感染の指標としてだけでなく、病態の把握や治療効果判定にも利用される。Cタンパク質のCとは、このタンパク質が肺炎球菌のC多糖体(capsular polysaccharide)と反応する物質として発見されたことに由来している。