ようごしゅう用語集
投影性同一視(Projective identification)
自身が受け止めきれない自身の嫌な部分や認めたくない感情を、他者に投影することで嫌な自分と向き合うことを回避する行動。境界性パーソナリティ障害者に見られる。自分と他者との区別が曖昧な境界性パーソナリティ障害者は、自分の嫌な部分を相手に投影して押し付け、自分自身は「善」のまま、相手を「悪」として嫌悪感を向け、攻撃する。責任転嫁、あるいは現代用語でいう理不尽な逆ギレで、境界性パーソナリティ障害者がよく用いる原始的防衛機制である。