ようごしゅう用語集
ケトン体
脂肪の分解によって肝臓で作られ、血中に放出されるアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の総称。エネルギー源として利用しているブドウ糖の供給が減少すると、血糖値を維持するために肝臓に蓄えられているグリコーゲンが利用されるが、これが枯渇すると筋肉や脂肪細胞に蓄えられている脂肪、脂肪酸がエネルギー源となる。脂肪酸は肝蔵でケトン体を作り、肝臓以外の臓器でエネルギー源として利用される。体内でのケトン体産生が増加し、多量のケトン体の蓄積によって身体のpHが酸性に傾くと、ケトアシドーシスと呼ばれる。