ようごしゅう用語集
アカントアメーバ
土壌に生息する原虫の一種。コンタクトレンズの誤用などによって、重度の角膜炎を引き起こす。かつては土壌や淡水域に普通に存在する原生動物だったが、コンタクトレンズが発明されたことで、単細胞の寄生虫である原虫に含まれた。アカントとは棘(とげ)を意味している。コンタクトレンズのいい加減、だらしない使い方、水道水で洗浄するなどの間違ったレンズケアによって、角膜とコンタクトレンズの間にアカントアメーバが入り込み、角膜を傷つけることで角膜炎を引き起こす。アカントアメーバ角膜炎は、コンタクトレンズ合併症の中でも最も病状が重くなる感染症である。