ヘルスケアプランナーを取得しようと思ったきっかけは？

晏在　これまで外資系企業などいくつかの仕事も経験し、その後カラーコーディネーターの資格を取り、カルチャースクールで講座を持ったり、美眉メイクを専門にアドバイスしたりと、自分の興味のあることにチャレンジしてきました。
そのような仕事の経験を通して気づきはじめたことは、外側を綺麗にして気持ちを明るく元気になることも勿論大事なことですが、それだけでは足りない。誰にとっても、何をするにしても、やはり一番大切なのは健康だと思い始めました。健康については以前から関心が深かったのですが、年齢を重ねてもっと気になるようになりましたし、自分や周りの健康管理ということも考えて、健康についての知識をもっとしっかり学びたいと思うようになりました。そこでヘルスケアプランナーの資格取得を目指したのです。

健康に関する資格はいろいろありますが、その中からなぜヘルスケアプランナーを？

晏在　ヘルスケアプランナーの資格取得は、もう10年ほど前になるかと思います。
ヘルスケアプランナーを知ったきっかけは、今現在のお仕事の『笑いと健康』に関する講演講師をさせて頂くご縁に繋がった筑波大学元教授が、ヘルスケアプランナーの活動に関わっていらしたからです。以前から興味のあった笑いと健康という方向から、『笑い』がもたらす健康効果ということを勉強し、インストラクターとなり、講演活動に携わるようになりました。信頼する先生がヘルスケアプランナーの資格を勧めて下さり、チャレンジしてみようと思ったのがきっかけです。　　

実際に資格を取ってみて、いかがでしたか？

晏在　漠然と持っていた健康に関する知識が、ひとつひとつ明確になっていったことが良かったです。ヘルスケアプランナーを取得した後、他にも健康や食育についての資格をいくつか取得したりしていますが、表現や言葉の違いはあっても本当に大事なことは基本的には同じことを謳っているということもわかりました。
そのなかでもヘルスケアプランナーの幅広い基本的な知識をまず最初に身に付けたおかげで、その後の勉強も頭に入り易く、どんどん知識が増えるのを感じるなど、最初に勉強してよかったと思える内容でした。

資格がその後に生きているということですね。

晏在　そうですね。この資格を持っていることでどんな仕事ができるとかというわけではありませんが、テレビや雑誌など、さまざまなところで流れる情報の多様さだけに惑わされることなく、正しい情報を見極める基本的知識を持つことで、自分や家族にとって必要なのかなどを考え、より良い選択と思われるものを選べるようになりました。医療機関にかかるにしても、出された薬がベストなのか、安全性や類似品を調べてみるなど、薬の意味などがわかるだけでも安心できます。
もちろん、家族の健康を守るうえでも知識が役立ちますし、教本は単なるテキストではなく、おや？と思った時に確認できる大事な教本だと思っています。

今後、ヘルスケアプランナー協会に期待すること、要望などあったらお聞かせください。

晏在　より専門的な勉強もして行きたいと思っております。そして以前から思っていることなのですが、健康には興味あるけれども特に資格を取る必要はないと思っている方や、高齢者の方でも何か楽しみながら健康の知識が身に付くグッズなどがあればいいですね。例えば、やる気が出るように正解しやすくて、きちんと健康知識が身に付くような簡単でユニークなクイズなど。ヘルスケアプランナーの教本でも介護が取り上げられていますが、今後、高齢者が増えていく中で、誰もが急に介護する立場になることも考えられます。そうしたとき、介護する側が少しでも気楽に介護できるよう、知識を身に付け心身の健康を守ることが重要と思いますが、介護される側の方々にとっても、健康について考えたり、知識を身につけられたり、元気になれたりする手段があったら良いと思います。

医療や科学の進歩は日々進んでいきますので、健康に関する新しい情報にもアンテナを張り巡らしながら今後も、自分や身の回りの人には勿論のこと、その知識をこれからのお仕事にも生かしていきたいと思っております。