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ヘルスケアプランナー

ごうかくしゃのこえ合格者の声

  • 受験者の声

    船田 晋さん / 会社員

    ホームヘルスケアプランナー

    受験のきっかけは3つの出来事。

現在のお仕事を教えてください。

建設コンサルタント業です。道路や橋梁や河川ダム、農業施設など社会インフラ施設の上にある情報通信設備の設計が主な仕事です。普通に生活しているとなかなか目立たないけど、外に出れば毎日知らず知らずのうちに使っているようなモノを設計するのです。新設だけでなく、老朽化した施設や設備の更新などの仕事もありますし、最近は防災関係の仕事も増えています。

企業にお勤めで技術系の仕事をされているということですが、ホームヘルスプランナー検定を受験しようと思ったきっかけは何でしょうか?

きっかけは3つあります。まずは家庭の事情です。息子が熱性けいれんを起こしやすく、小さな子どもにはよくあることですが、何度も救急車を呼んでいました。そういう中で、医師がいないとどうしようもないというのではなく、自分でも子どもの状態をできるだけ把握したい。普段の生活も整えたいし、いざというときにも慌てないで正しく冷静な判断がしたいと思うようになりました。自分で医者が読むような専門的な本を入手し、医者に子供の症状について質問したこともあります。すごく難しいけれど、ちゃんと読めばいろいろなことが学べます。そういう経験からも、専門知識のある方とコミュニケーションをとるためにヘルスケアについてしっかり学び、家族や周囲の人々、もちろん自分を含めたヘルスケアに役立てたいと思いました。

2つ目のきっかけはどのようなことですか?

これも個人的なことですが、自分自身ぜんそくの気があります。根を詰めて仕事をし過ぎたりすると咳がひどくなるんです。深い呼吸をしていないんですね。健康にはしっかり気を使いたいと思いつつ、毎日運動できないことも多い。それで、病院で処方された薬を飲めば最初は咳が止まりますが、どんどん耐性がついて治りにくくなりますし、根本的な解決にはならない。そこで信頼できる整体の本で学んだ体操を実践したところ、咳がすぐに止まるどころか体調が良くなってきたんです。この時、自分でヘルスケアをすることの重要性に気付きました。それまでは健康診断で良くない結果が出たら気になってしまう。気になることで、また具合がすっきりしなくなるということもある。医原性疾患の一種でしょうか。でも「健康」とは単に体が強いとか何かの値が低いとかというのではなく、病気になっても柔軟に回復できる、骨に弾力性がある状態のことだと思いながら、病院の検査結果も理解できれば、いたずらに不安になることもないし、ある程度は自分なりに対処できると思います。

学んだ知識を生かせる場面などはありましたか。

まだ合格したばかりなので、これからというところですが、きっと役立つと思います。まさに、ヘルスケアの知識を今の仕事に生かしたいなあと思ったのが3つ目のきっかけでした。今はさまざまな健康情報が世の中にあふれている時代。情報はあればいいというものではなく、情報をきちんと整理したプラットフォームが必要ですし、たくさんある情報の中から自分にとって良いものを選んで使いこなさなければ意味がないですしね。

また、今の仕事は納期が厳しいことが多く、人の生活に関わるもの、莫大な予算をかけてつくるものに携わるのでプレッシャーも大きい。年度末には残業も多くなり、全国あちこちへの出張も多い。そういった面から心身の調子を崩す人もいます。その反動で、定期的に運動をして健康に気を付ける方もいますが、まだまだ人間の身体に対して深い関心があるとは言えないのかなと感じています。その意識は会社側や業界からだけでなく、従業員自身からも必要なこと。自分や家族の健康は、医者や薬任せではなく、まず自分の手で感じようという意識を深めていくためにも、ヘルスケアの知識を正しく身に付けていきたいですね。

実際に勉強してみていかがでしたか?

思っていたより難しかったです。最初は興味があるのでやる気満々なのですが、勉強期間が長引くと、例えば仕事が忙しくなったりした場合は勉強を続けるのが難しくなるかもしれないですね。そのためにも、「資格を取ったらどんなことに生かせる」、「こういうふうに役立つ」ということが示されているといいと思います。成果が分かっていると、モチベーションにつながりますよね。試験の出題内容も「こういう健康課題を解決するためには、こういう知識が必要です」などと分かるようになっているといいかもしれません。この問題を解くと何につながるのか、問題そのものに目的が分かる要素が取り入れられていると、勉強して正解したくなりますよね。ヘルスケアプランナーが広まり、資格を取る人が増えたら、正しい知識を自分たちで得ようという社会全体の意識も変わってくると思います。

 

 

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